2016年03月02日

創作とプロレタリア

久々に新刊を購入しました。

前々から書店で一部立ち読みして気になっていた、


漫才師ソラシド 本坊 元児(ほんぼう がんじ)さんの


プロレタリア芸人









創作とプロレタリア















お笑い芸人として上京するも、仕事がなく日払い派遣労働の日々の理不尽さを突っ込みながら、売れない状況を赤裸々に描かれています。



こんなに辛い思いも売れっ子になった結果があれば、痛快な物語なのでしょうが、


現在もまだバイトは続いているようなので、いまだドキュメントという感じがとてもリアリティーがあります。


Youtubeで検索すると、本人が余興で作ったという、


パフュームの「レイザービーム」「チョコレートディスコ」の替え歌があり、


「今日の仕事は体力勝負、砂利をあそこに運ぶだけ」


「地元の奴が その場所を掘れ、他県の奴に地元掘らすな」


などなど、理不尽なそのフレーズで大笑いしながらも、


なんだか涙がでるような楽し切ない物語です。


この本をきっかけにソラシドの漫才や、本坊さんのトークを見て、その才能を感じるのですが、


未だにバイトするという現状に、売れる事の難しさを感じました。


通常なら隠しておきたい部分を逆に発信する事で、笑いに変えておそらく多くの方に、


笑いともっと頑張らねばと思わすその生き方に後光すら感じます。


今後、テレビで活躍することを願います。


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Posted by 沖縄ハウスリゾート at 23:24 │その他